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初・パピコ♪ & 脳動脈瘤 #4 [カブ子・生後21ヶ月(1歳9ヶ月)]

1月2日 水曜日。


朝 起きて
なんとなく パピコを食べてたら
カブ子が寄ってきて・・・

「カブちゃんも たべぇる!」



「えっ! 食べるの?」



でも まぁ チョットだけなら いいか
と 思い カブ子と はんぶんこ(^^)



パピコちゅぅちゅぅ♪



「じゃぁ カブとパパで はんぶんこ ね♪」


「ぅ~ん はぁんぶんこ!」


とは言え 4/5くらいは ボクが食べたけど(^^;v







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脳動脈瘤 #1
脳動脈瘤 #2
脳動脈瘤 #3のつづき・・・。



▼ 脳動脈瘤 #4 ▼



●2012年12月12日 水曜日 ~手術説明~●

午前10時に 大学病院へ。

手術の第一助手で 開頭から術野の確保までと
執刀医の加藤先生の 動脈瘤のクリッピングのサポート
そして 執刀医のクリッピング後 閉頭して手術終了まで
手術のすべてを担当する 西山先生より
手術・・・ それも「開頭クリッピング術」が
妥当だと判断した理由や 術式について説明を受ける。

「開頭クリッピング術」が妥当だと判断した理由は
瘤にプラチナ製のコイルを詰める 「コイル塞栓術」では
瘤が不整形の為 コイルが瘤を破ってしまう可能性があること。
さらに 瘤の付け根がくびれていない為
瘤にコイルが収まらず 血管内に飛び出してしまい
それが血管を詰まらせ 脳梗塞を引き起こしてしまう
可能性があることから。

そして 実際にどのように手術が行われるのか 説明を受ける。

まず ボクの脳動脈瘤は
正式な病名が 「左内頚動脈先端部動脈瘤」で
左のこめかみから5cmほど中のところにあるので
額の中央 髪の毛の生え際の1~2cm上から
左耳の上にかけて 頭皮にメスを入れ
頭皮 そして 筋肉を切開し はがす。

さらに 頭蓋骨を7~8cmほどの楕円に切り抜き 外し
硬膜とクモ膜を切って開く。

すると 脳が現れる。

ちょうど 前頭葉と側頭葉のところで
言語を司る部分も あらわになる。
そこを傷つけると 言葉を失う「失語症」になるとのこと。

頭を開いたら 専用のヘラで
慎重に脳を圧迫しすぎないように開いていき
神経や静脈 細かい血管などを傷つけないように
慎重に動脈瘤まで 到達しクリッピングするための術野を確保する。

手術顕微鏡と 動脈瘤の裏側を見るための内視鏡を使い
慎重に 瘤の付け根に チタン製のクリップを止める。

同時に 脳血管画像を見て 瘤に血液が流れ入らないことを確認し
きちっとクリップできたら クモ膜 硬膜を戻し
頭蓋骨を戻して チタン製のプレートとビズで止め
筋肉と頭皮を戻し 縫い合わせて 手術終了。

順調に行けば 上記の通りに無事終わるわけだけれど
手術の説明は 無事終わることだけ話せば言い訳ではない。

手術に伴う 合併症なども きっちりと話さなくてはならない。

半身不随 失明 視野狭窄 嗅覚や味覚の障害 術中の出血・・・。
最悪の場合 術中の死亡など。

手術の説明を 聞いてるときは
「そんなすごい手術を受けるんだ・・・」 なんて思ってたけど
合併症の説明は 聞いてるうちに
だんだん 手術が怖くなってきてしまった。

ただ 執刀医の先生が 女性では世界一の手術症例数を数える
「神の手」と称される先生であること
そして その先生も仰ってた 「手術はチームワーク」。
その第一助手の先生も 片腕として
絶大なる信頼を受けている先生だったことが
ボクには 大きな励みになった。


つづく・・・。


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【関連リンク】
 パピコ|グリコアイス → 
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